COLUMN


コラム「コーヒーの小引き出し」
コーヒーにまつわるあれこれ話をお届けします。

役立つ知識から気の抜けた話まで、コーヒー片手にどうぞ気軽にお楽しみください。
私たちの意識をちょっとだけお伝えして、読んだあなたをちょっとだけ刺激したい。 ツンツン
あなたのコーヒーの引き出しにそっとしまっておいてください。
役に立つかもしれないし立たないかもしれないけど、引き出しの数は多いほうが楽しい。
コーヒーの景色が変わってくる、かもよ。

*あくまでも実感を通した当店の見解のお話です。
お店の数だけ考え方があることを踏まえてお楽しみいただけますと幸いです。

  • 03: :うちで淹れよう!

    コロナをきっかけにリモートワークが当たり前となり、外出自粛の意識で家に居る時間が断然増え、コーヒーの消費量が増えました!という声をよく聞きます。
    それに伴って耳にするのが、やっぱりどうもうまく淹れられない、せっかく時間もあるし上達したい、というご要望です。

    多分みなさんのお悩みは、浅煎りの豆は味が出ない(もしくはキツ過ぎる)、浅煎りは難しい、というものだと思います。 お店でもレシピをお配りしているのですが、本当にこれで再現出来るのか、一から見直してみました。

    今までの4投レシピは繊細な味を表現出来るのですが、気配るポイントが多いのも事実。 もっとシンプルに、再現性を高く、を突き詰めました。

    それで完成したのが、3投レシピ!

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    スケールとタイマーを用意します
    レシピ(マグカップ1杯分ぐらい)
    ・コーヒー豆12g ・お湯190g(93℃)
    ①ペーパーをドリッパーにセットし、湯通しする
    ②挽いた豆を入れて、表面を軽くならす
    ③ドリッパーをセットしたサーバーごと、スケールの上にのせる
    ④タイマースタート、お湯を30g 注ぎ、蒸らす
    ⑤30秒経過したら、60gまでお湯を注ぐ
    ⑥1分秒経過したら、190gまでお湯を注ぐ
    ⑦ドリッパーの液体が全てサーバーに落ち切ったら完成

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    常日頃、”蒸らし”(1投目)が大事!とスタッフにも卸先トレーニングでも口を酸っぱくして説いているわけですが、そこで味の骨格が決まってしまうからです。
    それゆえお湯を注ぐ瞬間なんか緊張で手が震えますよね。
    蒸らしが成功しなかった時のショックは計り知れません。
    そんなプレッシャーを少しでも軽減する方法は無いだろうか、と考え、蒸らしを二回に分ける”ダブル蒸らし”という斬新かつ合理的な方法を編み出しました。
    二回に分けることで、お湯の通りが柔らかくなり、少々のブレも気になりません。
    結果的に、とてもシンプルなレシピが出来上がりました。

    リラックスして、誰でも、いつでも、どこでも、美味しいコーヒーを楽しんでください。
    *豆をご購入のお客様にはレシピをお付けしています。ぜひ参考にしてください。

TITLE LIST

    • ペーパーフィルターの白と茶色。
      普段あなたはどちらをお使いですか?
      なんとなくで選んでいませんか?
      今日はふたつの違いをお話します。
      明日から意志を持って選べるハズ。



      先に率直に言ってしまいますが、白がおすすめです。
      説明しましょう。

      白も茶色も材質は同じで木材から得たパルプ100%ですが、作り方が違います。
      [白]酸素漂白済仕様 [茶色]未晒し仕様

      『漂白』と聞いて何やらよからぬイメージを抱いた、あなた。まあお読みなされ。
      そもそも何のために酸素漂白をするかと言うと、木材に含まれる色や臭いの成分、リグニンを取り除くためです。 炭酸ナトリウムを使用して、ナトリウム中の酸素とリグニンを結合させ、リグニンを”水”と”水溶性の物質”に分解します。そしてそれをざーーっと洗い流すわけです。もちろん人体には無害。ティッシュペーパーなども同じ方法で漂白されています。

      一方、未晒しは何の工程も経ていないので、木材の色や臭いもそのままです。
      未漂白な分、紙(つまりは木材)本来の臭いや成分が残っているため、当然コーヒーの味にも影響が出ます。 試しにペーパーだけ湯通ししたお湯を飲んでみてください。濡れた木のような、段ボールのような臭いを感じることでしょう。 これがコーヒーにプラスされるのですから…。
      実際にスタッフは様々な検証をして、浅煎りはもちろん深煎りでもやはり紙臭さは気になる、という結論に至りました。気になっちゃうともう、どうにも気になるもんです。

      コーヒーの味にこだわるなら断然、白がおすすめです!



      *お店では白も茶色もお買い求めいただけます。店頭には並べておりませんので、必要な時にスタッフにお伝えください。
  • 02: :ドリップバッグでも美味しいコーヒーを
    • 特別な道具が無くても簡単にコーヒーが淹れられる、ドリップバッグはとても便利です。今回はさらに美味しくなる、ちょっとした”コツ”をお教えします。

      [美味しい淹れ方]
      ・湯温:95℃ぐらい
      ・ドリップバッグをカップにセットして、ペーパーの上まで湯を注ぎ入れ、落ち切ったらまた上まで注ぎ入れる。これを合計3回繰り返し、全部落ち切ったら完成。
      ・2分〜3分以内に落ち切るのが理想
      ・出来上がりのコーヒーの目安は150g〜180gぐらい

      みなさま、お気付きでしょうか。
      実はこれ、パッケージの裏に書いてある通りです。(!)

      検証好きな私たちは、散々いろんな方法を試しました。
      わざわざドリッパーに移してみたり、ハンドドリップと同じように抽出メソッドを使って時間やグラムを量ってみたり。

      それで辿り着いたのがこれ。
      パッケージに書いてあるのを見つけた時の驚愕!

      しかもドリップケトルで注ぐより、ホットウォーターサーバーの蛇口から直接ジャージャー注いだのが美味しかった。 ご家庭ならやかんやティファールで十分です。
      つまり、あまり気を遣う必要は無いのです。
      よう出来てはる。信頼しよ。

      まあ、これではあんまりなので、ちょっとだけ気になるところを改善する方法をお伝えします。

      ドリップバッグのバッグは布製なので、最初は落ちるのが早過ぎて後半は目が詰まってきてゆっくりになります。 最初をもう少しゆっくりにして蒸らしをかけたい。
      どうしたものか。
      ちょっと混ぜたいな。
      でもスプーン使うの面倒くさいな。
      もっと簡単にいきたいな。

      そこでひらめいたのが、ええのんあるやん!
      ドリップバッグをピリピリと開けた切れっ端!



      1投目のあと、これでちょっちょと混ぜるのです。



      それだけ。
      ぐっと味が良くなりました。
      これなら使う道具を増やすことなく、レベルアップです!

      家でもオフィスでももちろんですが、アウトドアを全力でおすすめします。
      保温ポットに熱々のお湯を入れて、ドリップバッグと気に入りのカップを持って。
      ちょっとそこの川辺で、ちょっと小高い山を登って。わざわざ遠出しなくても、日常の延長で十分リフレッシュ出来ます。
      もしちょっと早起き出来て、こんな清々しい空気の中に行けたらとても贅沢な時間になるでしょう。春の気配にぜひ誘われてみてください。





      *ドリップバッグは店頭・通販どちらでもお買い求めいただけます。贈答用にギフトボックスもご用意しております。
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